Linuxでは「root」というユーザーがデフォルトで有効になっています。
「山田太郎」と同じくらい有名なユーザーIDなので、「root」に対して、「ブルートフォース攻撃」(パスワード総当たり攻撃)が行われてしまう可能性があるので無効化していきます。
rootユーザーを無効にする
新しい管理者ユーザーを追加する
rootユーザーでSSH接続し、「useradd」コマンドで”taro”というユーザーを追加します。
※この時点では管理者ではなく一般ユーザーです。
useradd taro
追加した管理者ユーザーのパスワードを設定する
「passwd」コマンド+対象ユーザーIDを入力してENTERを押すと、パスワードの入力を求められます。
※この時点では管理者ではなく一般ユーザーです。
passwd taro
追加した管理者ユーザーでSSH接続し、管理者ユーザーに切り替える
パスワードの入力を求められるので、rootユーザーのパスワードを入力します。
su
↓
追加した管理者ユーザーをwheelグループに追加する
「usermod」コマンドで「wheel」グループに追加し、全コマンドを使えるようにします。
usermod -G wheel taro
groups taro
taro : taro wheel
rootユーザーの接続を禁止する
編集するのは「/etc/ssh/sshd_config.d/01-permitrootlogin.conf」です。
「/etc/ssh/sshd_config」での設定も可能のようですが、「01-permitrootlogin.conf」が優先されます。私はコレを知らず、「sshd_config」を修正して、反映されねぇ・・・ってハマりました。
root/
`-- etc/
`-- ssh/
|-- ssh_config.d
|-- sshd_config.d
| `-- 01-permitrootlogin.conf ○ このファイルが正解
`-- sshd_config × このファイルは不正解
「yes」→「no」に変更します。
Linuxのviエディタか、FTPで開いて編集してください。
# This file has been generated by the Anaconda Installer.
# Allow root to log in using ssh. Remove this file to opt-out.
PermitRootLogin no
再起動
sshデーモンを再起動します。
systemctl restart sshd
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